車載冷蔵庫・専用バッテリー|よくある質問(FAQ)
車載冷蔵庫・専用バッテリー|よくある質問(FAQ)
【1】初期設置・温度特性・パネル操作
冷蔵庫の運搬(配送)時に本体が傾いたり、振動や衝撃を受けたりすることで、コンプレッサー内部の冷却潤滑油が冷却器(配管)側に流れ込んでしまうことがあります。
この状態のまま直ぐに電源を入れると、コンプレッサー内部のオイル不足により正常に動作しなかったり、最悪の場合、心臓部の故障に繋がるリスクがあります。
➔ 対策: 運搬後や初めてのご使用前には、流れ出た潤滑油が元の位置(コンプレッサー内)に完全に戻るのを待つため、平らな場所に必ず6時間ほど静置してから電源を入れてください。安全に長くお使いいただくための重要な手順です。
はい、こちらは車載冷蔵庫の構造および冷気の物理的特性によるもので、異常ではございません。主な原因は以下の3点です。
- 冷気の流動特性: 暖かい空気は軽く上へ移動し、冷たい空気は重いため下へ下降します。冷媒は上部へ流れますが、冷気が底部に溜まりやすいため、構造上どうしても上部は冷気が留まりにくい特性があります。
- フタの開閉による冷気の流出: フタを開けた際、冷気は外へ逃げ、上部の温度から真っ先に上昇します。特に温度測定時にフタを完全に開けっ放しにすると、測定中に冷気が流出してしまいます。
- 食品の放熱(潜熱)による影響: 常温の食品が冷やされ、凝固(凍結)するプロセスでは、周囲に熱を放出します。特に赤外線温度計で測定する場合、食品自体が持続的に放熱しているため、測定値が高く出ることがあります。
【冷やすためのポイントと対策】
- 配置の工夫: 傷みやすいものや、しっかり冷やしたい食品・飲料は下に配置し、上部には温度変化に比較的強いものを置くようにしてください。
- 事前冷却の徹底: 庫内をあらかじめ十分に冷やしてから食品を入れていただくと、全体の温度が格段に安定しやすくなります。
- 温度測定の工夫: 測定する際はフタを少しだけ開け、冷気が逃げないようにして、収納スペースの下部から順に測定してください。
車載冷蔵庫の表示温度と、市販の温度計の数値が異なるのは仕様上の特性であり、故障ではございません。理由は以下の通りです。
- 測定方式・場所の違い: 一般的な寒暖計やアルコール温度計は、周囲の「空気の空間温度」を測定します。一方で、本機の表示温度は、冷蔵庫の側面や底部に埋め込まれた高精度「NTCセンサー」が測定した金属壁面の温度を基準にしています。そのため、側面や底部に近い場所ほど表示温度に近い数値になります。
- 空間温度の特性: 空間温度(空気の温度)はフタの開閉、外気温、食品の量などの環境影響を受けやすく、非常に放散しやすい性質があります。一般的に、空間温度と本体の表示温度との間には-15℃~±3℃程度の差が生じることがあります。
【正確に比較・使用するためのヒント】
- 温度計を設置する場合は、冷蔵庫の底部や側面に近い位置に置いて測定してください。
- 庫内が完全に安定して冷え切った状態で、フタの開閉を最小限に抑えて比較を行ってください。外気温が高い場所や、食品を満載にしている場合は温度差が大きくなる傾向があります。
本製品は誤動作を防止するため、短く押すだけでは電源が入らない仕様となっております。操作パネルをオンにする際は、電源ボタンを3秒間しっかり長押ししてください。
もし長押ししても全く反応しない(操作を受け付けない)場合は、以下の2点をご確認ください。
- 保護シートの影響: 操作パネルの表面にキズ防止用の薄い保護フィルム(シート)が貼られている場合、これが原因でタッチ感度が鈍くなっていることがあります。一度保護シートを剥がした状態で、直接ボタンをタッチしてみてください。
- 基板(マザーボード)のトラブル: シートを剥がして直接長押ししても全く反応がない場合は、内部マザーボードの不具合が疑われます。恐れ入りますが、ご購入店舗またはメーカーサポートまでご連絡ください。
【2】エラーコードの意味と具体的な対処方法
各エラーコードの原因と対処方法は以下の通りです。症状に合わせてご対応ください。
■ E1 / Er 1 / F 1(電圧故障・低電圧保護)
原因: 入力電圧が低すぎるため、車のバッテリー上がりを防ぐ保護機能が作動しています。
対処: 設定の「バッテリー保護レベル」を【M(中)】または【L(低)】に下げてください。専用バッテリーから給電している時にこのエラーが出る場合は、まずバッテリーをフル充電にするか、保護レベルを【L(低)】に設定してください。
■ E2 / Er 2 / F 2(ファン電流障害・過負荷保護)
原因: 放熱ファンに許容電流(1A)以上の負荷がかかっています。
対処: 一度電源を完全に切り、通気口付近の配線や接続状態を確認してください。異物などが挟まっていないか確認後、5分以上あけてから再起動してください。
■ E3 / Er 3 / F 3(コンプレッサー起動故障)
原因: 内圧が大きすぎる、または短時間にコンプレッサーが頻繁にON/OFFされたため、保護装置が作動しています。
対処: 一度電源を完全に切り、本体を動かさずに30分〜1時間程度静置してから、再度電源を入れてください。
■ E4 / Er 4 / F 4(コンプレッサー最小速度故障)
原因: 負荷が大きすぎるか、コンプレッサーの回転速度が下がりすぎています。
対処: 電源を切り1時間置いてから再起動するか、コントロールパネルで冷凍モードを一度【MAX(HH)】から【ECO】へ、または【ECO】から【MAX(HH)】へ切り替えてコンプレッサーの速度を調整してください。
■ E5 / Er 5 / F 5(コントローラー過熱保護)
原因: コントローラーの内部温度が85℃を超えたため、過熱保護が作動しています。
対処: 周囲の通気口が荷物などで詰まっていないか確認し、風通しの良い場所(壁や障害物から15cm以上離せる場所)に移動してください。電源を切り、1時間以上冷却してから再起動してください。
■ E6 / Er 6 / F 6(NTCセンサー異常)
原因: 温度センサー(NTC)が短絡、または断線(内部端子の緩み)している恐れがあります。
対処: カバーを外し、内部の温度センサー端子が緩んでいないか確認できる場合は差し直してください。改善しない場合は、状態が分かる動画を添付の上、support@eenour.com までご連絡ください。
動作音が異常に大きくなった場合、以下の3つの可能性が考えられます。順番にご確認ください。
- ファンの内部への異物混入: 通気口の隙間からファンの内部にゴミやホコリ、雑物が挟まっていないか目視で確認し、あれば取り除いてください。
- ファンブレードの変形: 衝撃などにより、内部のファン羽(ブレード)が変形し、周囲のケースに干渉している可能性があります。
- 軸受けのグリス不足: 経年劣化や使用環境により、ファンモーターの軸受け(ベアリング)のグリスが不足し、摩擦音が発生している可能性があります。
※異物を取り除いても金属音や激しい擦れ音が改善しない場合は、パーツの交換修理が必要な可能性があるためサポートセンターへご相談ください。
【3】冷えない場合の確認・テスト手順
冷蔵庫が冷えない原因を正確に把握しサポートさせていただくため、大変お手数ですが、まずは以下の項目(1〜4)をご確認ください。
- 使用環境の確認: 現在ご使用されている場所の「環境温度(外気温)」、通電してからの「使用時間」、「設定温度」と実際に冷蔵庫が達している画面温度を教えてください。
- 保存量の確認: 庫内に入れている食品の数量をご確認ください。保存量が多ければ多いほど、全体が冷えるまでの所要時間は長くなります。
- 運転モードの確認: 現在【Ecoモード】と【MAXモード】のどちらで運転していますか?
- 霜(しも)の有無: 0℃以下に設定している場合、冷蔵庫の内壁(アルミ面)に霜が付着していますでしょうか。
【改善しない場合の「100V家庭用コンセント」無負荷テストのお願い】
正確な動作テストを行うため、28℃以下の涼しい室内環境にて、車のシガーソケットではなく家庭用コンセント(AC給電)に接続してください。冷蔵庫に何も入れない(空っぽの)状態で、モードを【MAX】、温度を【-20℃】に設定し、以下の経過時間での表示温度を測定してください。
- ➔ 1時間後の表示温度
- ➔ 2時間後の表示温度
テスト後も冷えない場合は、上記1〜4の確認結果と合わせて、support@eenour.com までメールにてご連絡いただければ、スムーズに修理・交換のご案内をいたします。
【4】専用バッテリー(DB01)の充電・仕様
それまで正常に使えていたバッテリーが冷蔵庫内で充電できなくなった場合、バッテリーが「完全放電(過放電)」を起こし、残量が極端に不足しているため、冷蔵庫側のセーフティ機能により受電が拒否されている可能性が高いです。
【復旧手順】
- 一度バッテリーを冷蔵庫から取り外します。
- 冷蔵庫を介さず、お手持ちのPD対応充電器とType-Cケーブルを使用し、バッテリー単体に直接挿して充電を行ってください。
- バッテリー残量が50%以上まで回復したことを確認した後、再度車載冷蔵庫に装着し、通常通り充電・給電ができるかお試しください。
⚠️ご注意点:
① 一般的な5V/1A(古いスマホ用など)の充電器や細いケーブルは充電スピードが非常に遅く、復旧できない場合があります。必ず5V/2A以上の出力に対応した充電器・ケーブルをご使用ください。
② 車載冷蔵庫でバッテリーを充電する際、またはバッテリー単体から給電して冷蔵庫を駆動させる際は、バッテリー自体の電源をオン(ON)にする必要があります。
はい、過充電防止機能が備わっているため、冷蔵庫に入れたまま運用していただいても安全上の問題はございません。ただし、よりバッテリーを長持ちさせるための推奨事項がございます。
長期保管時や、外部電源(AC/DC)のみで運用する場合は、バッテリーの電源をオフ(OFF)にしていただくことを推奨いたします。オンのままにしておくと、わずかな自然放電を検知するたびに再充電が繰り返され、長期間その状態が続くと電池セルの充放電サイクル数を無駄に消耗してしまう原因になります。
給電と充電は同時に行うことが可能です。外部電源(ACコンセントや車のシガーソケット)が接続されている場合、冷蔵庫のコンプレッサーを回して庫内を冷却する動作と同時に、装着されている専用バッテリーへの充電も並行して行われます。設定温度に達するのを待つ必要はございません。
ご安心ください、こちらは製品の正常な仕様(仕様動作)です。TAWシリーズの冷蔵庫は、内部に専用バッテリーを実際に装着していない状態であっても、外部電源(AC/DC)が供給されている場合はコントロールパネルの仕様上、バッテリーアイコンが満充電の状態で表示される仕様となっております。故障ではございません。
はい、ご安心ください。弊社のACアダプターおよび充電器は日本国内の電気用品安全法(PSE認証)を取得しており、厳格な安全基準を完全に満たしております。発火等の危険性はございません。
アダプター類は電圧変換および急速充電(特に出力の高いPD急速充電など)の動作時に、内部の電子部品から熱を発生する物理特性がございます。特に大容量バッテリーへの充電時には、設計上ある程度の温度上昇(熱さ)が生じる仕様となっております。周囲の環境温度が高い場合はさらに熱を持つことがありますので、充電中はアダプター本体に直接、長時間触れないようお願い申し上げます。
これらはすべて、エネルギー密度が高く軽量で充放電効率に優れた「三元系リチウムイオン電池」を採用しています。
【5】配送・サイズ・アクセサリー・動画リンク
ご心配をおかけし申し訳ございません。車載冷蔵庫本体と専用バッテリーは、配送上の安全基準および梱包サイズの都合上、それぞれ別々のパッケージ(別便)での発送となります。
そのため、配送会社の都合により2つの荷物の到着時間が数時間〜1日程度前後する場合がございます。もう一方のお荷物が届くまで、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。あまりにも届かない場合はお手数ですが追跡番号をご確認いただくかサポートまでご連絡ください。
汎用車載冷蔵庫に付属する各ケーブルの長さの目安は以下の通りです。車内やテント内での配線計画にご活用ください。
- DCケーブル(シガープラグ): 約250cm
- ACケーブル + アダプター一式: 約205cm
カバーを取り外す、または取り付ける際は、一側(片側)の持ち手(ハンドル部分)をしっかりと指で押し込みながら操作してください。無理に力をかけると噛み合わせピンが破損する恐れがあります。
実際の操作手順を分かりやすく解説した公式動画がございますので、以下のリンクよりご確認ください。
車載冷蔵庫Dシリーズの基本的な電源の入れ方、温度設定、各モードの切り替えなどをまとめた総合操作ガイド動画です。ご使用前にぜひご一読(ご視聴)ください。